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介護現場で働く外国人と日本人の人材に違いはある?

昨今介護の現場では、外国人を雇用する動きが見られるようになりました。海外介護人材を雇用している施設からは、なくてはならない人材になっているといった声も聞かれます。

海外介護人材の受け入れをされたことがない施設の方にとっては、言語や文化が異なるため、意思疎通がうまくいくかどうか心配されるケースも少なくありません。

今回は、賃金や介護に対する姿勢、就労意欲や働き方など、介護職として働く外国人と日本人の違いを比較していきます。

目次

海外介護人材は日本人より安い賃金で雇える?

率直に申し上げますと、介護職の外国人は安い賃金で雇用できるとは限りません。海外介護人材が雇える在留資格は4種類ありますが、いずれの在留資格における雇用契約の要件として、「日本人が従事する場合の報酬額と同等以上であること」と定められています。

4種類の在留資格については、以下のページで詳しく解説しています。海外介護人材をご検討の採用ご担当者の方は、ぜひあわせてご一読ください。
外国人を介護職員として雇用できる在留資格の種類と特徴を徹底解説!

また、海外介護人材は給与の他に、在留資格が技能実習の場合は監理費、特定技能の場合は支援委託費といった月々のラニングコストがかかります。これらの費用は、日本人の介護職員には不要です。

一方、日本人の介護職を採用する場合は、イニシャルコストとして求人媒体への掲載料が発生します。介護職員を募集するための求人広告費用は採用の可否にかかわらず負担する必要があるため、日本人の介護職員を雇うほうがコストを抑えられるとは一概には言えないでしょう。

確実に採用できる方法としては、人材紹介か派遣が挙げられます。人材紹介の場合、紹介手数料は、外国人、日本人問わず採用する際に発生します。一方の派遣ですが、昨今の日本人介護職員の正社員採用が難しい現状では、派遣社員として雇うケースが多く見られます。派遣社員の場合は毎月手数料が発生するため、派遣で働く日本人職員のコストや期間を鑑みると、海外介護人材を採用するほうが、コストを抑えられるかもしれません。

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海外介護人材と日本人介護職員の違いは?

日本の介護現場で働く海外人材には、インドネシアやベトナム、フィリピンをはじめとする東南アジア圏の人材が多く活躍しています。ここでは以下の2点について、東南アジア圏の介護人材と日本人介護職員を比較した場合の一般的な違いをご紹介します。

○介護に対する姿勢
○就労意欲や働き方
 

介護に対する姿勢

東南アジア圏の一部では、一般的に高齢者の介護は家族が行っています。子どもが親を介護することは、親孝行の一環として大切にされているようです。一方、日本では家族が高齢者を介護することは1つの選択肢であるものの、施設を利用する介護も一般的と言えるでしょう。そのため、介護に対する姿勢や知識に違いがあることがあります。
 

就労意欲や働き方

東南アジア圏では、家族のために働く人が多い傾向があります。一方、日本においては個人のキャリアアップや自己実現のために働く人が多く見受けられます。また、一般的に、東南アジア圏の人々は残業や夜勤勤務を行う意欲が高く、時間よりも賃金を重視する傾向がありますが、日本人は労働時間の短縮や柔軟な働き方を求めるケースが多く見受けられます。
 

介護現場で求められる人材とは?

介護現場で働く際には、人とのかかわり合いが大事になってきます。利用者の方の介護はもちろん、そのご家族が置かれている状況を理解し、寄り添ったり、励ましたりすることも必要です。以下では介護職として働く人材に求められる要素を解説いたします。
 

思いやりの心を持っている

介護職には、専門の知識や技術が必要とされます。しかし、それらだけではなく、介護を受けている利用者の方やその家族の立場に立って、寄り添い思いやる気持ちを持ちながら接することが大切です。介護現場では、そのような配慮ができる人が求められます。
 

コミュニケーション能力が高い

介護職員として働くうえで、必要不可欠なのがコミュニケーション能力でしょう。海外介護人材の場合は、日本語能力が一定レベルに達していることもポイントになります。また、日本語能力に加えて、明るく元気に、利用者やそのご家族の方々をはじめ同じ職場の日本人スタッフと良好なコミュニケーションがとれることも重要です。
 

柔軟性と忍耐力を兼ね備えている

介護の仕事は1日のスケジュールや業務が決まっていて、ルーティンワークが基本です。そのため、日々の業務に対するモチベーションを維持することが求められます。一方で、想定外のトラブルや変化に見舞われることも日常茶飯事です。利用者の方の体調不良や急変、転倒や怪我など柔軟に対応できる人材が必要とされます。
 

責任感がある

介護現場では命に関わる場面もあります。些細なミスであっても、利用者の方の健康状態や生活に影響を与える可能性があるため、人命や人生をサポートしているという認識を持って取り組み、責任感がある人材が求められます。
 

体力がある

トイレや入浴の介助から足腰が不自由な利用者の方にはベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗、歩行時の介助など、介護には体力を必要とする業務も含まれます。また、殆どの介護施設は2交代もしくは3交代のシフト勤務であるため、日勤と夜勤をこなすことになります。体力に自信がある人材が好ましいと言えるでしょう。
 

まとめ

主に東南アジアの人材と日本人の介護人材の違いについて説明いたしました。介護現場で必要な知識やスキルは、外国人と日本人の介護人材に大きな違いはありません。両者ともに、高い人間性や思いやり、コミュニケーション能力、柔軟性、忍耐力などが求められます。

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