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海外介護人材の採用に失敗しない4つのポイント

2040年には69万人の人手不足が推計される介護業界。海外介護人材の採用を進めている施設様も年々増えております。

今回のコラムでは、今後の海外介護人材の採用を検討されている方、さらなる採用の拡大を計画されている法人様に向けて「海外介護人材の採用に失敗しない4つのポイント」を紹介させていただきます。

目次

ポイント①:ニーズや採用手続きについて把握する

海外介護人材を採用する際には、日本での生活や職場における情報提供とサポートが必要です。また、採用手続きには、法的要件が伴います。

海外介護人材のニーズの理解

異なる国や文化背景を持つ人材を受け入れるためには、彼らのニーズを把握して、支援することが重要です。日本での生活や働くうえで必要な情報提供とサポートを心掛け、受け入れ体制を整えます。また、日本人と同様に、海外介護人材が望むキャリアパスやキャリアサポートにも目を向けることも必要になるでしょう。

採用手続きに伴う法的要件の認識

外国人の雇用には、雇用契約やビザの取得など法的手続きが伴います。国や地域によって法的要件が異なるため、採用する人材の母国での法的な手続きを理解し、雇用契約書の作成やビザ申請などに必要なサポートを行います。

ポイント②:受け入れ調整機関とよく確認を取る

海外介護人材を受け入れる場合、受け入れ調整機関との連携は重要です。例えば、特定技能で受け入れる際は、登録支援機関と連携・確認を取ります。登録支援機関は、海外人材へのサポートやアドバイスを行い、受け入れ企業様に対して円滑な雇用と定着をサポートします。ここでは、特定技能で介護人材を採用する場合の登録支援機関との連携について解説します。

適切な登録支援機関の選定

特定技能で外国人の介護人材を受け入れるためには、登録支援機関の協力が求められます。信頼性・経験・受け入れる介護人材の母国語を話せる人材がいるかなどを基準に登録支援機関を選定し、継続的な連携を築くことが大切です。

役割分担の明確化

登録支援機関と海外人材の受け入れ施設の明確な役割分担により、双方の負担が軽減され、海外人材に対して、効果的なサポートが可能となります。お互いが自らの責任範囲を理解し合い、綿密なコミュニケーションを図ることが重要といえるでしょう。

情報共有の確立と実行

海外介護人材の状況や課題について、登録支援機関と定期的に情報共有を行います。問題が発生した場合にも早急な対応が可能になり、スムーズな人材配置や管理が期待できます。

Zenkenは、特定技能介護人材を採用する際に雇用契約書の作成やビザ申請をはじめとする採用手続きのサポートそして海外介護人材の「介護福祉士」資格取得を目指す日本語教育を行う登録支援機関です。海外の介護や看護の勉強をした人材を現地の教育機関と連携して介護現場で即戦力となる人材をご紹介しています。詳しくは以下のページをご覧のうえ、お気軽にご相談ください。

はじめての海外介護人材雇用をサポート

 

ポイント③:充実した日本語教育体制を整える

日本で介護の仕事を行うためには、相応な日本語能力が必要になります。そのため、海外介護人材に対して、充実した日本語教育体制を整えることが重要です。

効果的な日本語教育プログラムの導入

外国人の介護人材には、日本語のコミュニケーションスキルだけではなく、介護現場で必要とされる専門用語や表現を習得してもらう必要があります。効果的なカリキュラムを用いて、適切な教材や教育方法を導入します。

日本語の指導を行う教師は、介護知識が備わった専門の講師に教わるのが良いでしょう。また、日本語学習のサポートも大切なことの1つです。海外介護人材が日本語学習に取り組む際には、定期的な進捗確認や個別の質問対応など、学習サポートを充実させます。

Zenkenでは、介護現場で求められる日本語学習や「介護福祉士」試験対策の日本語教育プログラムをご用意しています。また、受講者の学習進捗状況も定期的にご報告し、受講者の質問にも個別に対応しています。詳しくは以下のページをご覧いただき、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

 

ポイント④:文化的な相互理解を促す環境をつくる

異文化間でのコミュニケーションと理解を促進することは、外国人の介護人材採用の成功に不可欠です。文化的な相互理解を促す環境を整えることで、スタッフ間のコミュニケーションや利用者様との関係性が向上し、安心感と信頼関係が築かれます。

「異文化研修」や「やさしい日本語研修」の実施

日本人スタッフに対して海外人材の宗教や習慣など異文化研修を実施したり、海外人材に対しては、日本の風習や生活などを説明する場を設けたり、異なる文化に対する理解を深めることが重要です。

また、日本人職員には、外国人にも配慮して日本語をわかりやすく伝えるための「やさしい日本語研修」を実施することで、海外人材と介護現場でより円滑にコミュニケーションが図れ、働きやすい環境をつくれます。

以下の記事では、やさしい日本語について詳しく紹介しています。合わせてぜひご一読ください。
外国人と日本人がお互い理解し合えるやさしい施設のために~やさしい日本語~

日本人スタッフと海外人材とのコミュニケーション改善にお悩みの介護施設関係者の方は、Zenkenにお任せください!Zenkenでは、海外人材にわかりやすく伝えるための工夫や考え方を学ぶ「やさしい日本語研修」をご用意しています。以下のページで、やさしい日本語研修に関する詳細をご覧いただいたうえ、お電話かお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

日本人スタッフのための「やさしい日本語研修」

 

文化交流イベントや交流の場の提供

スタッフ同士や利用者様との交流を促すために、文化交流イベントや交流の場を用意します。文化的な背景や習慣を共有することで、相互理解が深まり、コミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。

まとめ

今回は「海外介護人材の採用に失敗しない4つのポイント」をご紹介しました。

海外介護人材の採用には、計画立てから連携、教育体制の整備、そして相互理解を重視することが重要です。また、多様性を受け入れる組織文化を育み、成功に向けて積極的な取り組みを進めることで、質の高い介護サービスが提供できる環境を築けるでしょう。

海外介護人材に関して、具体的なアクションなどご要望・ご不明点などありましたら以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。外国人人材活用に関するご質問やご相談に対応させていただきます。

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私たちも、運営している介護施設において外国人人材を採用・教育していく様子を各種媒体で発信していきます。

もしよければインスタグラムアカウントも運営しておりますので、彼女たちの様子も発信しておりますので、ご覧いただけたら嬉しいです。

また、彼女たちとは定期的に実施している施設見学会にご参加いただくことで、働いている様子の見学や直接お話してみることもできます。

もちろん施設の日本人職員やZenken社員ともお話できますので、海外介護人材受入に不安や懸念がある方がおられれば、払拭させていただけたら幸いです。


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外国人介護人材ポータルサイト「ケア・いろ

最後に、介護業界における海外人材の活用は、利用者の方により良いサービスを提供するための1つの手段です。ただ、多様性を受け入れ楽しむことで、職場の活気やクリエイティブなアイディアが生まれることでしょう。

それでは、素晴らしい介護施設の運営に向けて一緒に頑張りましょう。

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